日本の有名な焼物ブランドトップ3をご紹介します

投稿者: すずき@かなでや運営 投稿日:

我々日本人なら「有田焼」とか「信楽焼」とか、焼物のブランド名を聞いたことがあるかと思います。

ですが、正直言うと「どれが一番有名なのかも、どんな違いがあるかも分からない!」という印象を抱く人が多いはず。ぶっちゃけ僕もそうでした。

気になって焼き物ごとの違いやシェアについて調べてみたのですが、都道府県別の陶磁器生産高ランキングを見ると、圧倒的に岐阜県が多かったのでびっくりしました。

この記事では、都道府県別陶磁器生産高ランキング上位3位(平成28年調べ)の県にある有名な焼物ブランドについて紹介していきたいと思います(以下画像は引用)。

china-share-ranking

改めて焼物の価値を理解できるようになれば、きっと食器選びも楽しくなるはずです。

 

岐阜県と言えば「美濃焼」

陶磁器の圧倒的売上シェア1位を誇る岐阜県。岐阜を代表する焼物ブランドと言えば、やはり「美濃焼(みのやき)」です。

美濃焼イメージ

引用:https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=6033507

美濃焼は平安時代に生まれた「須恵器」と呼ばれる陶器から発展して生まれたもので、15世紀に岐阜県土岐市を中心に焼かれはじめた陶器です。

転記が訪れたのは16世紀。美濃のお隣、尾張(愛知県)を治めていた織田信長の政策によって、当時から焼物で有名だった愛知県瀬戸市周辺の職人達が美濃へ移住しました。

そして桃山時代には陶器の一大産地として名を挙げるようになり、その後江戸時代末期には磁器の生産も始まりました。こうした歴史から、現代でも焼物の一大産地として知られるようになっています。

美濃焼は「志野焼」や「織部焼」といったいくつかの種類に分かれ、特定のスタイルを持つというよりは、様々なタイプの焼物が作られていることが特徴です(特徴がないのが特徴?)。

 

佐賀県の有田焼、唐津焼

有田焼(伊万里焼とも呼ばれる)も全国的にかなり名が通っている焼物です。また、唐津焼も佐賀を代表するもう一つの焼物です。有田焼は磁器、唐津焼は陶器と分かれています。

有田焼

有田焼(古伊万里) 引用:https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=1285623

有田は日本で初めて磁器が焼かれた地とされており、最初期は中国の景徳鎮(世界的な焼物の名産地。曜変天目もここで焼かれた)を参考に、白い磁器の生地に藍色の絵具で絵柄を付ける「染付」という手法が用いられていました。

ですがその後、現代にわたる有田焼の特徴として、赤や青、金など複数色の絵具を用いてカラフルな絵柄を描くようになりました。これは当時から輸出を意識し、海外顧客の好みに合わせて製作されたことにちなむそうです。

なお、江戸時代に作られた有田焼はもっぱら「古伊万里」と呼ばれて骨董価値が付いており、高い値段で取引されています。骨董品の中ではもっとも有名かもしれませんね。

 

派手な絵柄の付いた有田焼とは裏腹に、唐津焼は朝鮮の伝統的技法を用いて作られる質素なデザインをしており、それゆえに茶器や皿などに愛好されました。

唐津焼

引用:https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=45707927

黒や灰色など、暗めで落ち着いた色合いのデザインが多いのが特徴です。

 

長崎県の三川内焼、波佐見焼

三川内焼

三川内焼 引用:https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=27325736

三川内焼は長崎県佐世保市の陶磁器で、平戸焼とも呼ばれます。中国人の子供が遊んでいる「唐子」という絵柄や、器面の一部をくりぬいて模様を作る「透かし彫り」といった技法を用いることが特徴です。

三川内焼のオフィシャルサイトはなかなか気合が入っていて美しいです。絵付け体験や透かし彫り体験もできるようなので、一度見てみてはどうでしょうか。

波佐見焼は大衆向けの大量生産食器として名を馳せ、90年代前半には生活雑器のシェアのうち1/4~1/3を波佐見焼が占めていたこともあるとか。

学校の給食用に割れにくい磁器も生産しているなど、他の焼物に比べてかなり実用性を重視した生産体制になっているのが面白いところです。

 

この他にも有名な焼物はいっぱい

ここでは出てきませんでしたが、タヌキの置物で有名な滋賀県の信楽焼(しがらきやき)、カラフルなデザインが特徴の石川県の九谷焼(くたにやき)、岡山の備前焼、山口の萩焼など、著名な焼物はまだまだ存在します。

全国各地に様々な焼物が存在し、その一つひとつの特徴や職人さんの想いも様々です。

現代では100円ショップでもお皿が買えるような時代になりましたが、良い製品は残り続けるもの。ブランド焼物について理解を深め、食卓にこだわりの食器を用意してみるのはいかがでしょうか?


すずき@かなでや運営

すずきです。かなでやとKanadeCoinの運営やってます。合同会社むすびて代表。 熱い想いやこだわりを持った人、そういった人達が作った製品がすき。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です